AI時代の発信幻想 第5章 ブログとAI実践編
- #42 ブログは独学でできる?実際に一人で始めて分かった「難しいこと」と「できること」
- 一番苦しかったのは、「何が分からないのか」が分からないことだった
- それでも、私は一つずつ自分で触って覚えていった
- ただ、独学には「正しい方向へ進んでいるのか分からない」という怖さがある
- だから私は、お金を払って人から学ぶことも選んだ
- 私がブログを始めた頃と今では、「独学」の意味が変わってきた
- AIも、使い方を知らなければ「独学の先生」にはならない
- AIへの指示は、人に仕事を頼むのと似ていた
- そしてもう一つ、AIを先生にするときに絶対忘れてはいけないことがある
- 「独学」と「誰にも頼らない」は、同じではなかった
- 高額なメンターへ申し込む前に、私は一度AIとやってみてほしい
- それでも、人から学ぶ価値はなくならない
- 60歳目前になって、私はもう一度「分からない側」に立った
- ブログは独学でできるのか。今の私の答え
- 🍃こちらの記事もおすすめです
#42 ブログは独学でできる?実際に一人で始めて分かった「難しいこと」と「できること」
「ブログは独学でもできますか?」
もし、ブログを始める前の私が誰かにそう聞いていたら、たぶん「できますよ」という答えを期待していたと思います。
実際、インターネットで調べれば、ブログの始め方はいくらでも出てきます。サーバーの契約方法も、ドメインの取得方法も、WordPressの設定方法も検索すれば見つかります。今ならAIに質問することもできます。そう考えれば、ブログは昔よりずっと一人で始めやすい時代になったのだと思います。
では、本当に独学だけでできるのか。
今の私の答えは、**「できる。ただし、簡単だとは思わない方がいい」**です。
私は建築・リフォームの仕事を35年以上続けてきました。仕事についてなら、ある程度は自分で判断できます。しかしブログの世界に入った瞬間、私は完全な初心者でした。
サーバー、ドメイン、WordPress、テーマ、プラグイン、カテゴリー、パーマリンク、SEOタイトル、メタディスクリプション、Search Console、PV、インデックス、Google AdSense……。
最初は、言葉の意味すら分からないものばかりでした。
それでも一つずつ覚え、今では7つのブログを運営しています。
だから今回は、「独学でできます」「頑張れば大丈夫です」という話だけを書くつもりはありません。
一人でやってみたからこそ分かった独学の強さと、独学だけでは遠回りする部分。その両方を書いておこうと思います。
一番苦しかったのは、「何が分からないのか」が分からないことだった
ブログ初心者だった頃の私が一番困ったのは、WordPressの操作そのものではありませんでした。
自分が何を知らないのか、それすら分からなかったことです。
これは初心者になって初めて分かりました。
例えば、パーマリンクという言葉を知らなければ、「パーマリンクについて調べよう」という発想自体がありません。Search Consoleを知らなければ、「Googleに自分の記事がどう見えているのか確認しよう」とも思いません。
分からないことなら調べられます。しかし、存在そのものを知らないものは、検索することさえできません。
これはブログを独学するうえで、かなり大きな壁でした。
建築の世界でも同じです。新人の職人に「分からなかったら聞け」と言っても、本当の新人は何を聞けばいいのかさえ分かりません。仕事の全体像が見えて初めて、「ここが分からない」と質問できるようになります。
ブログも、まったく同じでした。
それでも、私は一つずつ自分で触って覚えていった
最初からブログ全体を理解していたわけではありません。
分からない言葉が出てきたら調べる。画面を触る。間違える。戻す。また調べる。
その繰り返しでした。
WordPressも、最初は「記事を書くための画面」くらいにしか思っていませんでした。しかし実際に使ってみると、テーマがあり、プラグインがあり、固定ページがあり、カテゴリーがあり、アイキャッチがあり、SEO設定がある。
記事を書けばGoogleが勝手に読者を連れてきてくれると思っていた時期もあります。
当然、そんな簡単にはいきませんでした。
記事を書いてもアクセスがない。Search Consoleを見ても数字が動かない。タイトルを変えてみる。メタディスクリプションを考える。内部リンクをつなぐ。
そうやって実際に手を動かしたことで、少しずつ点だった知識が線になっていきました。
これは独学の大きな利点だったと思っています。
自分で苦労して覚えたことは、意外と忘れません。
ただ、独学には「正しい方向へ進んでいるのか分からない」という怖さがある
ここは、独学を美化してはいけないところだと思います。
一人でブログをやっていると、誰も答え合わせをしてくれません。
記事を書いた。タイトルも考えた。SEOも自分なりにやった。
でも、アクセスがない。
すると、「記事が悪いのか」「タイトルが悪いのか」「キーワードが悪いのか」「ブログそのものの方向が悪いのか」「まだ時間が足りないだけなのか」と、だんだん分からなくなってきます。
これが一記事ならまだいい。
10記事、20記事、30記事と書いても反応がないと、「このまま続けて意味があるのだろうか」と思うようになります。
独学で本当に苦しいのは、操作方法を知らないことより、自分が進んでいる方向が合っているのか確認できないことなのかもしれません。
だから私は、お金を払って人から学ぶことも選んだ
私は独学だけですべてをやってきたわけではありません。
ブログやAIについて学ぶために、かなり高額なお金を払ってメンターから教わるという選択もしました。
ここについては、「高額なメンターなんて必要ない」とも、「お金を払えば成功できる」とも言うつもりはありません。
実際にお金を払った側として思うのは、もっと複雑です。
自分一人では知らなかった考え方を知ることもあります。断片的に覚えていた知識が整理され、「そういうことだったのか」と理解できることもあります。
一方で、学びながら、
「これは自分で調べられたかもしれない」
「今ならAIに聞きながら、自分でもここまで来られたかもしれない」
と思うこともあります。
だから、これからブログを始める人には、いきなり高額な講座やコンサルティングへ飛び込む前に、一度、自分でやってみてほしいと思っています。
そのうえで、自分が本当に必要としているものが分かってから、お金を払うかどうかを判断しても遅くありません。
私がブログを始めた頃と今では、「独学」の意味が変わってきた
ここで、AIの存在が大きくなります。
以前なら独学というと、本を読む、Googleで検索する、YouTubeを見る、詳しい人に聞く、といった方法が中心だったと思います。
今はそこにAIがあります。
これはかなり大きな違いです。
分からない言葉が出てきたら、その場で聞けます。「もっと簡単に説明して」と言えば説明し直してくれます。一度で理解できなければ、同じことを角度を変えて何度でも聞けます。
私はこの便利さを実際に使っています。
ただし、ここで私自身が勘違いしていたことがあります。
AIに聞けば、何でも正しい答えが返ってくるわけではありません。
AIも、使い方を知らなければ「独学の先生」にはならない
AIを使い始めた頃の私は、かなり単純な聞き方をしていました。
「この記事を書いてください」
「SEOを教えてください」
「このブログはどうですか」
こんな感じです。
それでもAIは答えてくれます。
だから最初は、「すごいな」と思いました。
ところが使い続けていると、同じような質問なのに回答が違ったり、こちらの意図とは違う文章になったり、時には自信満々に間違ったことを言ったりすることがありました。
そこで私は少しずつ、AIへの頼み方そのものを変えるようになりました。
私は何者なのか。どんなブログを運営しているのか。誰に読んでもらいたいのか。この記事で何を伝えたいのか。何をしてほしくないのか。そして、どのような文章にしてほしいのか。
私もAIを使い続ける中で、背景や条件、してほしくないこと、どんな形で答えてほしいのかまで伝えるようになりました。
すると、返ってくる答えが変わってきました。
これは「プロンプトの技術を覚えた」というより、私の場合はAIとの付き合い方を少しずつ覚えてきたという感覚の方が近いです。
AIへの指示は、人に仕事を頼むのと似ていた
35年以上仕事をしてきた私には、この考え方の方が分かりやすいです。
建築現場で職人さんに、
「そこ、いい感じにやっておいて」
だけでは、こちらが想像した仕上がりになるとは限りません。
どこを直すのか。どこまで直すのか。どんな材料を使うのか。仕上がりはどうするのか。いつまでなのか。
必要なことを伝えるから仕事が成立します。
AIも似ています。
こちらの頭の中を勝手に全部理解してくれるわけではありません。
だから今、私がAIと記事を作るときには、「AIが書いたような短い文章を積み重ねないでほしい」「私自身の経験を中心にしてほしい」「SEOだけの記事にしないでほしい」といったことまで伝えます。
私はプログラムを書けません。
難しいプロンプトの公式を暗記しているわけでもありません。
それでも、自分が何をしたいのかをAIに具体的に伝える力は、実際に使い続けることで少しずつ身につけることができます。
そしてもう一つ、AIを先生にするときに絶対忘れてはいけないことがある
AIは便利ですが、私は今では、AIが出した答えをそのまま正解だとは考えないようにしています。
特に数字、固有名詞、最新情報、制度、Googleの仕様など、「間違っていたら困るもの」は自分でも確認するようになりました。
検索して確かめることもあります。公式情報を見ることもあります。AIが示した情報源が本当に存在するのか確認することもあります。
そして必要だと思えば、別のAIにも同じことを聞いてみます。
実は今回、この『AI時代の発信幻想』を今後どう育てていくかについても、一つのAIだけに聞いて終わりにはしませんでした。
別のChatGPTにも相談しました。
そして、出てきた意見を比べました。
二つの意見が同じだったからといって、それだけで絶対に正しいとは思っていません。
最後に「この方向でやってみよう」と決めたのは私です。
これが今の私なりのAIとの付き合い方です。
AIに考えてもらう。でも、AIに自分の判断まで預けるわけではない。
この線引きは、ブログを独学するうえでも非常に大切だと思うようになりました。
「独学」と「誰にも頼らない」は、同じではなかった
私は以前、「独学」という言葉を少し勘違いしていたのかもしれません。
何でも一人で調べ、一人で考え、一人で解決することが独学だと思っていました。
でも今は違います。
Googleを使ってもいい。本を読んでもいい。YouTubeを見てもいい。AIに何十回質問してもいい。必要なら詳しい人から学んでもいい。
大切なのは、最後に自分で考え、自分で判断し、自分で手を動かすことではないでしょうか。
私自身、AIを使い続けるうちに、**「AIには下書きや案を出してもらう。でも最終判断は自分でする」**と考えるようになりました。
誰かから教わっても、AIから教わっても、最後に自分のブログを作るのは自分です。
ここまで来て、私の中では「独学」という言葉の意味そのものが、ブログを始めた頃とは少し変わってきました。
高額なメンターへ申し込む前に、私は一度AIとやってみてほしい
これは、実際に高額なお金を払った私だから書いておきたいことです。
ブログを始めたばかりの頃は、不安です。
「この方法で合っていますか?」
「収益化できますか?」
「何記事書けばいいですか?」
答えが欲しくなります。
そこへ「初心者でも簡単」「この方法なら稼げる」「最短で結果が出る」といった言葉が入ってくると、心が動くこともあると思います。
でも、一度自分でやってみてからでも遅くないと、今の私は思っています。
まず無料で調べてみる。公式情報を読む。AIに聞いてみる。分からなければ質問の仕方を変えてみる。実際にWordPressを触ってみる。記事を一本書いてみる。Search Consoleを見てみる。
そこまでやってからでも、人にお金を払う判断はできます。
そして、その頃には最初とは違います。
自分が何を知らないのかが、少し分かるようになっています。
ここが大きいのです。
何も分からない状態で「全部教えてください」とお金を払うのと、「私はここまではできる。でもここから先が分からない」と分かったうえで専門家に頼るのでは、同じお金でも意味が違うと思います。
それでも、人から学ぶ価値はなくならない
ここは誤解してほしくありません。
私は「AIがあれば先生もメンターも必要ない」と言いたいわけではありません。
自分では気づかなかった問題を指摘してくれる人もいます。経験した人にしか分からないこともあります。体系的に整理された知識を短期間で学べることにも価値があります。
実際、私自身も人から学んでいます。
だから私は、独学か、メンターか、AIか、どれか一つを選ばなければいけないとは考えていません。
使えるものは使えばいい。
ただし、教わることと、依存することは違う。
先生から答えをもらい続けなければ何もできない状態では、いつまでも自分で判断できません。
ブログも変わります。Googleも変わります。WordPressも変わります。そしてAIは、おそらくそれ以上の速さで変わっていくでしょう。
だから最後に必要なのは、「この画面ではここを押してください」という操作方法だけではなく、分からないことが出てきたとき、自分で調べ、AIを使い、確かめ、判断する力なのだと思います。
60歳目前になって、私はもう一度「分からない側」に立った
35年以上同じ業界で仕事をしていると、初心者になる機会は少なくなります。
若い職人に聞かれる側になり、お客様に説明する側になり、仕事では判断する側になります。
ところがブログを始めたら、全部逆になりました。
分からない。できない。調べる。間違える。また聞く。AIにも何度も質問する。
正直、面倒なこともあります。
でも私は、この経験を今では悪くないと思っています。
長い間「教える側」にいた人間が、60歳目前になって、もう一度「教えてもらう側」になったからです。
そして、ブログを独学しているつもりだった私が、AIを使い、人からも学び、失敗しながら気づいたことがあります。
独学とは、一人きりでやることではない。
自分で学び続けられる状態を作ることなのではないか。
今の私はそう思っています。
ブログは独学でできるのか。今の私の答え
できます。
ただし、簡単ではありません。
サーバーも、ドメインも、WordPressも、記事作成も、一つずつなら覚えられます。今はAIという強力な相談相手もあります。
それでも、アクセスが増えない時期があります。自分の方向が正しいのか分からなくなることもあります。お金を払って誰かに教わりたくなることもあるでしょう。
私自身、まだ途中です。
Google AdSenseも現在審査中です。
だから私は、成功者の立場から「こうすれば成功します」と書くことはできません。
むしろ、それでいいと思っています。
成功してから初心者時代を振り返るのではなく、まだ答えが出ていない今の気持ちを残しておく。
それが、この『AI時代の発信幻想』で私がやりたいことだからです。
ブログを始めたいけれど、独学でできるのか不安な人がこの記事を読んでいたら、まず一つだけやってみてください。
分からなかったら調べる。それでも分からなければAIに聞く。AIの答えが怪しければ確かめる。そして自分で一度やってみる。
最初から全部分かる人はいません。
私も、今でも分からないことだらけです。
それでも7つのブログを動かしながら、今日もこうして記事を書いています。
独学とは、誰にも頼らないことではない。
分からないことに出会ったとき、自分で次の一手を探せるようになること。
今の私がブログを続けながらたどり着いた答えは、そこです。
そしてAIは、その「次の一手」を一緒に探してくれる、とても面白い相棒になりつつあります。
ただし最後に、
「これでいこう」
と決めるのは、やっぱり自分です。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
私自身、まだブログの途中にいます。
だからこそ、うまくいったことだけではなく、迷ったこと、失敗したこと、分からなかったことも含めて、これからも残していこうと思います。
MASAMI 幻想


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