AI時代の発信幻想 第3章 #31
誰かに勝つためではなく、自分らしく続けたい
ブログを始めた頃は、どうしても周りが気になっていた。
「この人は一か月で何万PV。」
「AIだけで月収○○万円。」
「ブログ開始半年で収益化。」
そんな言葉を目にするたびに、自分と比べてしまっていた。
私はまだ数十記事。
アクセスも多くない。
収益もほとんどない。
そんな現実を見るたびに、「自分は遅れているのではないか」と思うこともあった。
でも、記事を書き続けているうちに、少しずつ考え方が変わってきた。
私は誰かに勝つためにブログを始めたわけではない。
AI時代を生きる自分自身を記録したかった。
建築の仕事を続けながら、AIと向き合い、発信を続ける。
その過程を残しておきたかった。
だから、本来は競争ではなかったのだ。
建築の現場でも、人と競争することはほとんどない。
大切なのは、昨日より少し良い仕事をすること。
昨日より安全に。
昨日より丁寧に。
その積み重ねが信頼になる。
ブログも同じなのかもしれない。
昨日より少し読みやすい文章を書く。
昨日より少し自分らしい言葉を書く。
それだけでも十分前に進んでいる。
AIを使うようになってからは、情報を集める速度も速くなった。
記事を書く時間も短くなった。
それでも、「続ける」ということだけはAIが代わってくれない。
毎日パソコンを開くこと。
一行目を書くこと。
公開ボタンを押すこと。
その小さな積み重ねは、自分自身の意思でしか続けられない。
最近は、アクセス解析を見る時間も少し減った。
もちろん気にはなる。
検索順位も気になる。
でも、それ以上に気になることがある。
「今日の記事は、自分らしく書けただろうか。」
そんなことを考える時間が増えた。
このブログには派手な成功談は少ない。
大きな収益報告もない。
それでも、一記事ずつ積み上がっていく様子を見ると、不思議と嬉しくなる。
誰かの一位になる必要はない。
自分の人生の中で、納得できる歩き方ができれば、それで十分なのだと思う。
AI時代は比較しようと思えば、いくらでも比較できる。
世界中の情報がすぐに目に入る。
だからこそ、自分の歩幅を忘れないことが大切なのかもしれない。
私は今日も記事を書く。
誰かに勝つためではない。
昨日の自分より、ほんの少し前へ進むために。
その積み重ねが、いつか振り返ったとき、「続けてよかった」と思える景色につながっている気がする。
競争は終わりがない。
でも、自分らしい継続には、毎日の小さな満足がある。
私はこれからも、自分のペースで歩いていきたい。
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