一人社長だからAIと相性が良かった

AIと働き方

AI時代の発信幻想 第4章 AIと働き方

#34 一人社長だからAIと相性が良かった

「AIは便利ですね。」

最近、そんな言葉をよく聞くようになった。

確かに便利だ。

でも、私が感じているのは、それだけではない。

私は35年以上、一人社長として建築業を続けてきた。

営業をする。

現場を確認する。

見積書を作る。

職人さんと打ち合わせをする。

材料を手配する。

請求書を作る。

集金へ行く。

会社経営を考える。

全部、自分一人でやってきた。

だから私は、AIと出会って初めて思った。

「これは一人社長のために生まれてきた道具なんじゃないか。」

そんな気さえした。


会社を大きくすれば成功。

社員を増やせば成功。

昔はそんな考え方が当たり前だった。

私も若い頃はそう思っていた。

でも、現実は違った。

社員が増えれば、人間関係の悩みも増える。

教育も必要になる。

給料も払わなければならない。

会社を維持するための仕事が、どんどん増えていく。

私はその道を選ばなかった。

無理に大きくするよりも、自分の責任で仕事を続ける道を選んだ。

その選択は、間違っていなかったと思っている。


一人社長には自由がある。

今日やる仕事も、自分で決められる。

新しいことを始めるのも、自分の判断だけでいい。

誰かの承認を待つ必要もない。

だからAIを取り入れる時も早かった。

「ちょっと使ってみよう。」

そう思った次の日には、もう毎日使っていた。

もし会社が大きかったらどうだろう。

会議を開いて。

導入を検討して。

予算を決めて。

研修をして。

ようやく使い始める。

その頃には、また新しいAIが出ているかもしれない。

一人社長は、このスピードが圧倒的に強い。


もちろん、AIは何でもできるわけではない。

現場で職人さんと話すことはできない。

お客様の表情を見ながら、不安を感じ取ることもできない。

工事が終わったあとに「ありがとう」と言われた時のうれしさも知らない。

だから私は、AIに仕事を任せようとは思わない。

AIに任せる仕事と、自分がやる仕事を分けるだけだ。

文章の構成を考える。

アイデアを整理する。

資料をまとめる。

そんな時間をAIに手伝ってもらう。

その分だけ、お客様と向き合う時間が増える。

これが一番大きい。


私は今、7つのブログを書いている。

建築。

リフォーム。

住宅。

AI。

エッセイ。

ケーキ。

ラーメン。

もしAIがなかったら、ここまで続けられただろうか。

正直、自信はない。

記事を書くことよりも、「何を書こう」と考える時間の方が長かった。

構成を考えているうちに、一日が終わることもあった。

AIは、その時間を短くしてくれた。

だから私は、書くことを楽しめるようになった。


一人社長は、時間との戦いだ。

誰も代わりにやってくれない。

だから一時間の価値がとても大きい。

一日で一時間増えれば、一年間では三百六十五時間になる。

約十五日分だ。

十五日あれば、新しい挑戦ができる。

新しいブログも書ける。

新しい知識も学べる。

AIは時間を作る機械ではない。

人生の可能性を増やしてくれる存在なのだ。


私の仕事は建築だ。

AI会社ではない。

IT企業でもない。

それでもAIを毎日使っている。

だからこそ思う。

これからの時代は、AIに詳しい人が勝つのではない。

AIを仕事の中で自然に使える人が強くなる。

難しい知識はいらない。

少しずつ触ってみる。

毎日使ってみる。

その積み重ねが、一年後には大きな差になる。


私は60歳目前で、この世界へ飛び込んだ。

最初は不安もあった。

「今さら覚えられるだろうか。」

「若い人には勝てない。」

そんなことも考えた。

でも始めてみると、年齢はほとんど関係なかった。

必要だったのは、知識ではない。

興味だった。

そして、「まずやってみよう」という気持ちだった。


AIは、一人社長の仕事を奪わない。

むしろ、一人社長だからこそ、その力を最大限に活かせる。

社員がいないことを弱みだと思っていた時代もあった。

でも今は違う。

一人だから速く動ける。

一人だからすぐ決められる。

一人だから、すぐ挑戦できる。

AI時代になって、その強みはさらに大きくなった。


これからも私は、一人社長として建築の仕事を続ける。

そしてAIを相棒にしながら、新しい発信にも挑戦していく。

「一人だから無理」ではない。

一人だからこそ、できることがある。

60歳目前になって、私はそのことをようやく確信できた。


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読んでいただき、ありがとうございました。

60歳目前になって始めたこの挑戦が、誰かの背中を少しでも押すことができたなら、とてもうれしく思います。

年齢は、挑戦をあきらめる理由にはなりません。

私自身も、建築の仕事を続けながら、AIと向き合い、ブログを書き、毎日少しずつ新しい自分に挑戦しています。

この「AI時代の発信幻想」は、成功した人の物語ではありません。

迷いながらも、一歩ずつ前へ進もうとしている一人の人間の記録です。

もしこの記事に共感していただけたら、次回もぜひ読みに来てください。

あなたの挑戦も、私の挑戦も、きっとまだ始まったばかりです。

また次の記事でお会いしましょう。

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