AI時代の発信幻想 第5章 ブログとAI実践編
- #43 WordPressは初心者には難しい?実際に使って何度もつまずいた私が伝えたいこと
- 最初に驚いたのは、「記事を書く」以外のことが多すぎたこと
- WordPressが難しいのではなく、「選択肢が多い」ことが初心者には難しい
- プラグインも「たくさん入れれば便利になる」と思っていた
- 一番怖かったのは、「変なところを触って壊れないか」だった
- そして私は、WordPressの分からないことをAIに聞くようになった
- 「WordPressを教えて」だけでは、AIにも私の状況は分からない
- ただし、AIが言ったからといって、すぐ設定を変えない
- 古いブログ記事やYouTubeを見て、余計に分からなくなることもあった
- 最初の記事を書く前に、WordPressを全部覚える必要はない
- 私は7つのブログを作って、ようやく分かってきたことがある
- 建築でも、道具を持っているだけでは家は建たない
- WordPressは初心者には難しいのか
- 60歳目前でも、WordPressを触っています
#43 WordPressは初心者には難しい?実際に使って何度もつまずいた私が伝えたいこと
「ブログを始めるならWordPressがいい」
ブログについて調べ始めた頃、私はそんな言葉を何度も目にしました。
WordPressなら自分のブログを持てる。記事を積み重ねていける。収益化も目指せる。検索から読者に来てもらえる可能性もある。
そう聞けば、当然「それならWordPressで始めよう」と思います。
ところが、実際に始めてみると話はそんなに簡単ではありませんでした。
サーバー、ドメイン、テーマ、プラグイン、固定ページ、カテゴリー、パーマリンク、アイキャッチ、SEOタイトル、メタディスクリプション……。
ブログの記事を書くところまでたどり着く前から、知らない言葉が次々に出てきます。
私は建築・リフォームの仕事を35年以上続けてきました。仕事なら、現場を見れば何をすればいいのか、ある程度は頭の中で組み立てることができます。
ところがWordPressの管理画面を初めて見た頃は違いました。
何を触っていいのか分からない。何を触ってはいけないのかも分からない。そして一番困るのは、分からない項目が何のためにあるのかさえ分からない。
これが、私が最初に感じたWordPressでした。
今では7つのブログを運営しています。
それでも、WordPressについて何でも知っているわけではありません。今でも分からないことが出てきますし、設定を変更するときには慎重になります。
だからこの記事では、「WordPressは簡単です」とも「初心者には難しすぎます」とも言い切りません。
実際に何度もつまずいてきた私が今思うのは、WordPressそのものが難しいというより、初心者が最初に判断しなければならないことが多すぎるということです。
最初に驚いたのは、「記事を書く」以外のことが多すぎたこと
ブログを始める前の私は、もっと単純に考えていました。
ブログを作る。記事を書く。写真を入れる。そして公開する。
大まかには間違っていません。
ところが実際にWordPressを始めると、その前後にいろいろな作業がありました。
まずサーバーを契約する。ドメインを取得する。WordPressをインストールする。テーマを決める。
それで終わりではありません。
プロフィールはどうするのか。お問い合わせページは必要なのか。プライバシーポリシーはどうするのか。カテゴリーはいくつ作るのか。メニューはどうするのか。プラグインは何を入れるのか。
記事を書き始めれば、今度はタイトル、見出し、画像、アイキャッチ、パーマリンク、SEO設定などが出てきます。
さらにブログをGoogle検索から読んでもらいたいと思えば、Search Consoleやインデックス、検索キーワード、表示回数、クリック数といった話まで出てきます。
私はそのたびに、
「今度は何だ?」
と思いました。
ブログを始めたかっただけなのに、知らなければならないことがどんどん増えていったのです。
WordPressが難しいのではなく、「選択肢が多い」ことが初心者には難しい
今振り返ると、ここがWordPress初心者がつまずく大きな理由の一つだと思います。
例えば「投稿」を押して記事を書くこと自体は、何度かやれば覚えられます。
画像を入れる方法も、見出しを作る方法も、一度覚えればそれほど難しいものではありません。
問題は、その前に出てくる「何を選べばいいのか」です。
どのテーマを使えばいいのか。
どのプラグインを入れればいいのか。
カテゴリーはいくつ必要なのか。
パーマリンクはどうすればいいのか。
SEOタイトルは記事タイトルと同じでいいのか。
初心者にとって難しいのは、ボタンの押し方ではなく、そのボタンを押すべきなのかどうかを判断することなのだと思います。
私はここで何度も止まりました。
プラグインも「たくさん入れれば便利になる」と思っていた
WordPressを始めると、プラグインという言葉もすぐに出てきます。
便利な機能を追加できるものだと知ると、初心者の私は「便利なら入れた方がいいのではないか」と考えます。
ところが調べれば調べるほど、「おすすめプラグイン10選」「必ず入れたいプラグイン」「初心者向けプラグイン」といった情報がたくさん出てきます。
これも最初は迷いました。
今、私が実際に運営しているブログでは、WordPressのテーマとしてCocoonを使ったり、SEO関連ではAIOSEOを使ったり、アクセスを見るためにJetpackを利用したりしています。
でも、だからといって「初心者はこの組み合わせを全部入れてください」と言いたいわけではありません。
ブログによって必要な機能は違いますし、テーマとの関係もあります。
何より、最初から大量のプラグインを入れてしまうと、初心者だった私なら「これは何のために入れたんだ?」という状態になっていたと思います。
今の私なら、必要になったときに必要なものを調べて入れるという考え方をします。
最初から完璧なWordPressを作ろうとしなくてもいいのです。
一番怖かったのは、「変なところを触って壊れないか」だった
WordPress初心者の頃、設定画面を開いて一番感じたのはこれでした。
「ここを変えて大丈夫なのか?」
設定項目には聞いたことのない言葉が並んでいます。
意味が分からないまま変更して、ブログがおかしくなったらどうしよう。
せっかく書いた記事が消えたらどうしよう。
検索に出なくなったらどうしよう。
だから、分からないところは触りたくなくなります。
でも、触らなければいつまでも覚えません。
これは建築の仕事を始めた若い頃にも少し似ています。
最初から道具を全部使える職人はいません。先輩の仕事を見て、教えてもらい、自分で使って、時には失敗して覚えていきます。
WordPressも私にとっては同じでした。
ただし、何でも適当に触ればいいという意味ではありません。
分からない設定を変更するときは、まず調べる。何の設定なのか理解する。必要なら変更前の状態を確認しておく。
「分からないから触らない」から、「分からないから調べてから触る」へ。
この変化は大きかったと思います。
そして私は、WordPressの分からないことをAIに聞くようになった
私がブログを始めた時代には、すでにAIという便利なものがありました。
これは、私のような初心者にとってかなり助かりました。
WordPressを使っていて意味の分からない項目が出てきたとき、AIに聞くことができます。
「これは何のための設定ですか?」
「初心者にも分かるように説明してください」
「この設定を変更すると何が変わりますか?」
何度聞いても怒りません。
分からなければ、もう一度聞けます。
これは独学をしている私にとって、とても便利でした。
ただ、ここでも失敗しました。
「WordPressを教えて」だけでは、AIにも私の状況は分からない
AIを使い始めた頃の私は、かなり大ざっぱな聞き方をしていました。
「WordPressを教えて」
「SEOはどうすればいい?」
「この設定は必要?」
これでもAIは答えてくれます。
しかし、WordPressにはテーマもあります。使っているプラグインも違います。画面や機能も更新されます。
私のブログが何を目的としているのかによっても、答えは変わります。
そこで私は、AIに聞くときも少しずつ自分の状況を伝えるようになりました。
「WordPressでCocoonを使っています」
「AIOSEOを入れています」
「初心者なので専門用語をできるだけ使わず、一つずつ説明してください」
「今この画面を開いています」
「記事のURLは変更したくありません」
こうしたことを伝えた方が、私が欲しい答えに近づきやすいと実際に使いながら分かってきました。
そして今では、画面を見ても分からないときにはスクリーンショットを見ながら一緒に確認することもあります。
これは私にとって、WordPressを覚える方法を大きく変えました。
ただし、AIが言ったからといって、すぐ設定を変えない
ここはとても大事です。
AIは便利ですが、WordPressの画面やプラグインは更新されます。
AIの説明と、実際に自分が見ている画面が違うこともあります。
私自身、AIを使い続ける中で、AIが自信を持って答えていても、それが今の自分の環境に合っているとは限らないと考えるようになりました。
だから、重要な設定を変更するときは慎重にしています。
実際の画面を見る。必要なら公式情報を確認する。現在の設定を確認する。そして、分からない場合はすぐに変更しない。
特に、URL、インデックス、SEO、セキュリティなど、後から影響が出そうなところは「AIがそう言ったから」で変更しないようにしています。
AIはWordPress初心者にとって、とても便利な相談相手です。
でも、
クリックするのは自分です。
そして、その結果を引き受けるのも自分です。
この感覚は忘れない方がいいと思っています。
古いブログ記事やYouTubeを見て、余計に分からなくなることもあった
WordPressで困ったとき、Google検索にもずいぶん助けてもらいました。
ただ、ここにも初心者には難しい問題があります。
検索で見つけた説明と、自分の画面が違うことがあるのです。
「ここをクリックしてください」と書いてある。
でも、そのボタンがない。
「この項目を選びます」と説明されている。
でも、同じ名前の項目が見つからない。
初心者の私は、
「自分が間違っているのか?」
と思います。
しかし、必ずしもそうではありません。
WordPress本体もテーマもプラグインも変わっていきます。
だから私は今、古い情報をそのまま信じるのではなく、いつの情報なのか、自分が使っている環境と同じなのかを見るようになりました。
これはブログを始めたばかりの頃には分からなかったことです。
最初の記事を書く前に、WordPressを全部覚える必要はない
もし今、ブログを始めようとしてWordPressの情報を調べ、「こんなに覚えることがあるのか」と嫌になっている人がいたら、私はこれを伝えたいです。
全部覚えてから始めようとしなくても大丈夫です。
私も全部理解してからブログを始めたわけではありません。
今でも全部理解しているとは思っていません。
最初に記事を書くために必要なことと、ブログを半年、一年と運営していく中で必要になることは違います。
Search Consoleの細かい数字を最初から全部理解する必要はありません。
SEOのすべてを理解してから一記事目を書く必要もありません。
Googleのアルゴリズムを理解してからブログを始める必要もありません。
まずブログを作る。
記事を書く。
公開する。
そこから一つずつ覚えていけばいいのです。
私は7つのブログを作って、ようやく分かってきたことがある
一つ目のブログを作った頃には分からなかったことが、二つ目、三つ目と作るうちに少しずつ分かるようになりました。
そして今、私は7つのブログを運営しています。
面白いのは、7つ作ったからといって、7つ全部が同じように育つわけではないことです。
記事を書けば反応が出てくるブログもあります。
なかなか検索表示が増えないブログもあります。
同じ人間が、同じWordPressを使い、同じように記事を書いているのに違います。
ここまで来て私は、WordPressはブログを作るための大切な道具ではあるけれど、WordPressの操作を覚えることと、読まれるブログを作ることは別の話なのだと分かるようになりました。
建築でも、道具を持っているだけでは家は建たない
これは私の本業に置き換えると、とても分かりやすいです。
いい電動工具を買ったからといって、いい大工になれるわけではありません。
高価な道具を揃えたからといって、いい家ができるわけでもありません。
道具は必要です。
でも、道具をどう使うのかを考えるのは人間です。
WordPressも同じなのではないでしょうか。
テーマを変える。
プラグインを増やす。
デザインを整える。
SEO設定をする。
もちろん大切です。
でも最後に読者が読むのは、WordPressの管理画面ではありません。
記事です。
そこに何が書かれているのか。
誰に向けて書いているのか。
その人の疑問や悩みに答えているのか。
そして、その人にしか書けない経験があるのか。
WordPressを何度も触ってきた今だからこそ、私はそこへ戻ってきました。
WordPressは初心者には難しいのか
今の私なら、こう答えます。
最初は難しく感じます。
でも、それは自分に才能がないからではありません。
知らない言葉と、知らない選択肢が一度に出てくるからです。
一つずつなら覚えられます。
投稿画面を覚える。
画像を入れてみる。
カテゴリーを作る。
固定ページを作る。
必要になったらSEOを勉強する。
Search Consoleを見る。
そして分からなければ調べる。AIにも聞く。
その繰り返しです。
私もそうやってここまで来ました。
60歳目前でも、WordPressを触っています
私はITの専門家ではありません。
プログラマーでもありません。
35年以上、建築・リフォームの世界で仕事をしてきた人間です。
そんな私が60歳目前になってWordPressを触り、7つのブログを運営し、Search Consoleを見て、AIと相談しながら記事を書いています。
最初からできたわけではありません。
何度も分からなくなりました。
何度もAIに聞きました。
何度も設定画面を見ながら、
「これ、本当に触っていいのか?」
と思いました。
それでも、一つずつ覚えてきました。
だから、これからWordPressを始める人に「簡単ですよ」とは言いません。
でも、
「難しそうだから、自分には無理だ」
と最初から諦める必要もないと思っています。
分からないものを一つずつ調べる。
実際に触ってみる。
間違えたら、なぜ間違えたのかを知る。
必要ならAIにも助けてもらう。
そして、また一記事書く。
その積み重ねで、最初は意味の分からなかったWordPressの画面が、少しずつ「自分のブログを作る場所」に変わっていきます。
私自身、まだその途中です。
だから、この『AI時代の発信幻想』では、WordPressを完全に使いこなした人間として教えるのではなく、分からないところから始めた人間が、どうやって一つずつ覚えていったのかを残していきたいと思っています。
成功してから語るのではなく、まだ途中にいる今を書く。
それが、これからブログを始める誰かにとって、案外いちばん役に立つ情報になるのではないか。
私はそう思っています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ブログもWordPressも、私はまだ勉強の途中です。
だからこそ、できるようになったことだけではなく、分からなかったこと、間違えたこと、遠回りしたことも含めて、これからも残していこうと思います。
同じように「WordPressって難しそうだな」と感じている誰かに、この記録が少しでも役に立てばうれしいです。
MASAMI

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