AI時代の発信幻想 #04
成功者を見るほど、記事が書けなくなる夜がある
SNSを開く。
また成功報告が流れてくる。
「AIで月収50万」
「3か月で収益化」
「たった30記事で達成」
そういう言葉を見るたび、少し気持ちが揺れる。
自分も頑張っているはずなのに。
記事も書いている。
AIも触っている。
でも現実は、そこまで簡単ではない。
最初は刺激として見ていた成功者の発信が、途中から少し苦しくなる。
自分と比較してしまう。
焦る。
何か間違っている気がする。
そして気づけば、記事を書く前にSNSを見る時間のほうが増えている。
「もっと良いやり方があるのでは」
「自分のやり方が悪いのでは」
そう考えて、また情報収集を始める。
でも情報を集めるほど、逆に動けなくなる。
最近、この状態はかなり多い気がしている。
AI時代になって、成功情報の量が増えすぎた。
誰かの正解。
誰かの成果。
誰かの収益。
それを見続けるうちに、自分のペースが分からなくなる。
建築の現場では、他人のスピードだけを見て仕事をすると危ない。
焦るとミスが増える。
でもネットの世界では、ずっと他人の数字を見続けてしまう。
フォロワー。
PV。
収益。
検索順位。
全部が見える。
だから苦しくなる。
私は最近、「成功者を見るほど書けなくなる現象」は、能力不足だけではない気がしている。
情報量が多すぎるのだ。
比較対象が多すぎるのだ。
記事を書くのは難しい。
読者の役に立つために書かなければならない。
自分が見て、経験したことを
分かり易く、伝えなければならない。
そしてAI時代は、その流れをさらに加速させている。


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