AI時代の発信幻想 #02
ブログは100記事書けば稼げる?実際に複数ブログを運営して分かった現実
ブログを始めた頃、私は何度も同じ言葉を目にしました。
「ブログは、まず100記事書きましょう。」
100記事くらい書けばGoogleからアクセスが来る。
100記事を超えれば検索順位が上がってくる。
100記事続ければ収益も発生する。
最初は誰でもアクセスが少ない。
だから、とにかく記事を書き続ける。
私は、その言葉をかなり信じていました。
というより、信じたかったのだと思います。
ブログについて何も分からなかった私にとって、「100記事」という数字は、とても分かりやすい目標だったからです。
でも実際にブログを続け、しかも一つではなく複数のブログを運営するようになって、少しずつ考え方が変わりました。
最初に結論を書きます。
ブログは100記事書いたからといって、それだけで稼げるようになるわけではありません。
ただし、
100記事を書くことに意味がないわけでもありません。
ここが、実際にやってみて分かった一番大切なところでした。
私も「100記事まで書けば何かが変わる」と思っていた
最初の頃はアクセスがほとんどありませんでした。
記事を書いて公開する。
次の日、アクセスを見る。
ほとんど変わらない。
また記事を書く。
それでも変わらない。
そんな日が続きました。
それでも記事を書けたのは、
「まだ記事数が少ないからだ。」
と思っていたからです。
10記事。
20記事。
30記事。
記事数が増えていくことが、そのままブログの成長だと思っていました。
収益がなくても、
「100記事まで行けば変わるかもしれない。」
アクセスがなくても、
「まだ途中だから仕方がない。」
そう考えることができました。
だから「100記事」という目標に救われていた部分もあります。
本業の建築リフォームの仕事を終えてから記事を書く。
夜にWordPressを開く。
休日にも記事を書く。
AIを使いながらタイトルを考える。
画像を作る。
また次の記事を書く。
そうやって私は記事を積み上げていきました。
ところが、記事数とアクセスは同じようには増えなかった
ブログを続けていると、一つの疑問が出てきました。
「記事は増えているのに、なぜアクセスは同じように増えないのだろう。」
最初は不思議でした。
記事を2倍書けば、入口も2倍になる。
単純に考えれば、アクセスも増えそうです。
でも、実際にはそんなに簡単ではありませんでした。
記事を書いても検索されない。
検索結果に出てもクリックされない。
そもそも狙っているキーワードが強すぎる。
自分が書きたいことと、読者が検索していることが一致していない。
記事同士もつながっていない。
そんな問題が少しずつ見えてきました。
私はそこで初めて、
「記事を書くこと」と「読まれる記事を作ること」は違う。
という当たり前のことに気づきました。
複数ブログを運営したから分かったことがある
私は現在、一つだけではなく、テーマの異なる複数のブログを運営しています。
ここが、私にとって大きな勉強になりました。
同じ人間が書いている。
同じようにWordPressを使っている。
同じように時間をかけている。
それなのに、ブログによってGoogleの反応がまったく違うのです。
地域のお店について実際に足を運び、自分で撮った写真と体験を書いた記事が伸びることもありました。
建築の実務経験をもとに書いた記事に、少しずつ検索表示が出ることもありました。
反対に、自分では一生懸命書いたつもりなのに、なかなか検索から読まれないブログもあります。
まさに、この「AI時代の発信幻想」もその一つです。
記事を書けば必ず伸びるわけではない。
記事数が多ければ必ず勝てるわけでもない。
実際に複数のブログを動かしたことで、それがよく分かりました。
100記事より先に見るべきものがあった
では、記事数ではなく何を見ればいいのか。
今の私は、以前よりも次のようなことを見るようになりました。
Google検索に記事が表示されているのか。
どんな検索キーワードで表示されているのか。
表示された記事がクリックされているのか。
どの記事に読者が集まっているのか。
その記事から別の記事へ読者が進めるようになっているのか。
そして何より、
その記事は「自分が書きたいこと」だけではなく、「誰かが知りたいこと」に答えているのか。
ここを見るようになりました。
100記事という数字だけを追いかけていた頃には、ほとんど考えていなかったことです。
「100記事書けば稼げる」は間違いなのか
私は、完全な間違いだとは思いません。
100記事を書くくらい続ければ、確実に変わるものがあります。
文章を書くことに慣れます。
WordPressにも慣れます。
タイトルの付け方も少しずつ分かります。
画像の扱いも覚えます。
SEOという言葉の意味も、実際の数字を見ながら理解できるようになります。
そして何より、
自分のブログの「伸びる記事」と「伸びない記事」の違いを比較できるようになります。
これは大きいと思います。
5記事しかなければ比較できません。
10記事でも、まだ分からないことが多い。
でも記事が積み上がってくると、少しずつ違いが見えてきます。
だから、
「100記事書けば稼げる」ではなく、「100記事を書く過程で、ブログの育て方を覚えていく」
と考えた方が、今の私にはしっくりきます。
AI時代は「100記事」の意味も変わったと思う
そして今はAIがあります。
文章だけなら、以前より圧倒的に早く作れます。
AIに、
「このテーマでブログ記事を書いて。」
と頼めば、数秒で文章が出てきます。
そうなると、100記事という数字だけを目標にすることには、以前より意味がなくなっているように感じます。
極端に言えば、AIを使って似たような記事を大量に作ることもできるからです。
でも、それで読者に選ばれるかは別の話です。
実際に行った場所。
実際に仕事で経験したこと。
失敗したこと。
自分で試したこと。
数字を見て悩んだこと。
そして、その経験から自分が何を考えたのか。
AI時代になったからこそ、私はこういう部分が以前より大切になったと思っています。
本業では35年以上の経験者。でもブログでは初心者だった
私は建築リフォームの仕事を35年以上続けています。
独立してからも20年以上になります。
本業では、ある程度の経験があります。
現場へ行けば、何を見るべきか分かる。
見積もりを見れば、どこに注意すべきか分かる。
お客様との打ち合わせでも、経験から判断できることがあります。
でも、ブログでは違いました。
完全な初心者です。
検索順位に一喜一憂する。
アクセスが一つ増えただけで喜ぶ。
Googleから初めてクリックが来れば嬉しい。
記事を書いても誰にも読まれず悩む。
「100記事書けば稼げる」という言葉を信じてしまう。
本業ではベテランでも、新しい世界へ入れば初心者になる。
でも最近、それが面白いと思えるようになりました。
60歳目前になって、もう一度「分からないことだらけ」の場所に立っている。
悪くありません。
もし今、10記事や20記事でアクセスがなくても
この記事を読んでいる方の中には、
「10記事書いたけれど誰にも読まれない。」
「20記事になったけれどアクセスが増えない。」
「このまま100記事まで書いて意味があるのだろうか。」
そう思っている人もいるかもしれません。
私は、ただ100記事を目指して走る必要はないと思っています。
10記事書いたら、一度見る。
どの記事が表示されたのか。
20記事書いたら、また見る。
どんなキーワードで検索されたのか。
30記事になったら、伸びた記事と伸びなかった記事を比べる。
そして直す。
また書く。
その繰り返しでいい。
書く → 見る → 考える → 直す → また書く。
私は今、これがブログを育てるということなのだと思っています。
100記事はゴールではなく、途中の数字だった
以前の私は、
「100記事=何かが起こる場所」
だと思っていました。
今は違います。
100記事はただの通過点です。
50記事でも結果が出る人はいる。
100記事でも伸びない人もいる。
200記事書いてから伸びるブログもあるでしょう。
大切なのは、記事数そのものではない。
記事を積み上げながら、自分のブログの答えを探し続けること。
それが一番大切なのではないかと思っています。
私はまだ、その途中です。
ブログで大成功した人間ではありません。
だからこそ、今の数字も、失敗も、迷いも書いておきたい。
「100記事書けば稼げる。」
そう信じていた自分も、私のブログ挑戦の一部です。
そして今は、
「100記事書くことより、100記事から何を学ぶか。」
そちらの方が大切だと思っています。
このブログも、まだ完成していません。
私自身も、まだブログ初心者です。
だからこれからも、書いて、数字を見て、失敗して、直していきます。
その過程も含めて、この「AI時代の発信幻想」に残していこうと思っています。
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読んでいただき、ありがとうございました。
私はブログの成功者として、この記事を書いているわけではありません。
むしろ今も、どうすれば読んでもらえるのか、どうすればブログを育てられるのかを試している途中です。
だからこそ、成功した後の話だけではなく、うまくいかなかった途中の景色も残しておきたいと思っています。
もし同じように、記事を書いてもアクセスが増えず、
「このまま続けて意味があるのかな。」
と思っている方がいたら、一緒にもう少しだけ試してみませんか。
100記事という数字に追われるのではなく、昨日の記事より一つだけ良くする。
私はこれからも、そんなふうにブログを育てていこうと思います。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


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