AI時代の発信幻想 第3章 #29
AIが答えをくれても、最後に決めるのは自分だった
AIを使うようになってから、「分からないこと」が減った。
文章の書き方。
タイトルの付け方。
SEO。
画像のアイデア。
ブログの構成。
何か迷うことがあれば、AIに相談してみる。
すると、驚くほど早く答えが返ってくる。
しかも、その答えは想像していた以上に分かりやすく、整理されていることが多い。
最初の頃は、その便利さに何度も驚いた。
「こんなことまで教えてくれるのか。」
そんな気持ちになったことを覚えている。
でも、AIと毎日のように対話を続ける中で、一つ気付いたことがある。
AIは答えを教えてくれる。
けれど、最後に決めることだけは代わってくれない。
例えば、記事のタイトル。
AIは何通りもの案を出してくれる。
どれも魅力的に見える。
でも、「自分はどれを書きたいのか」は、自分しか決められない。
画像もそうだ。
もっと派手なデザイン。
もっと目立つ色。
もっとクリックされそうな構図。
AIなら、いくらでも提案してくれる。
それでも最後に選ぶのは、自分だった。
私は最近、少し落ち着いた雰囲気の画像が好きになってきた。
派手さよりも、静かな空気。
夕暮れの光。
ゆっくり流れる時間。
そんな一枚を見ると、このブログらしいと思える。
それはAIが決めたのではない。
私が選んだ世界観だった。
建築の仕事でも同じことがある。
図面は描けても、最終的な判断は人がする。
現場では予想外の出来事が毎日のように起きる。
そのたびに経験や感覚を頼りに決断していく。
AIが現場にいても、おそらく最後の責任は人が持つだろう。
ブログも同じなのだと思う。
AIはたくさんの言葉を提案してくれる。
でも、「これは自分の言葉だ」と思える文章だけを残したい。
最近は、AIに頼ることが増えた。
でも依存することは少なくなった。
提案を受け取りながら、自分で考える時間も大切にしている。
その時間があるから、このブログは少しずつ私らしくなってきた。
AIは、答えをくれる。
でも人生には、正解が一つではない問いがたくさんある。
どんな働き方をしたいのか。
どんな毎日を送りたいのか。
何を大切にして生きたいのか。
その答えだけは、検索しても見つからない。
AIにも分からない。
だからこそ、自分で考える意味があるのだと思う。
私はこれからもAIに相談する。
新しいことも教えてもらう。
でも最後の一歩だけは、自分で踏み出したい。
それが、人間らしく生きるということなのかもしれない。
AIは道を照らしてくれる。
けれど、その道を歩くのは、いつだって自分自身なのだ。
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